今月24日から29日にかけて、広西壮（チワン）族自治区成立60周年を記念して同自治区共産党委員会宣伝部と人民日報社、人民網が共同で展開している「錬磨と奮進の60年——海外メディアが見る広西2018」取材イベント。4グループに分かれて取材が進められており、第2グループの一行は28日、河池市を訪れ、同地の風光明媚な自然と多彩な民族情緒を体験した。また貧困脱却の難関攻略を推し進め、産業モデルのチェンジとアップグレードに取り組む現地の人々の勇気と智慧に深い感銘を受けた。人民網が伝えた。

一行は、同自治区河池市にある南丹南方金属有限公司や広西丹泉酒業有限公司、南丹県歌◆思谷農旅融合モデル地区（◆は女へんに亜）、南丹県「千家瑶寨・万戸瑶郷」の貧困脱却のための移転プロジェクトにおける里湖片区などを訪れ、取材を進めた。

また南丹南方金属有限公司で、記者たち一行は豊かな自然に囲まれ、水泳やテニス、サッカーなどを楽しめる環境を目にし、これまでの鉱石から金属を作り上げる製錬企業のイメージを完全に覆されていた。「香港経済導報」の唐琳記者たちからの「こうした環境づくりをどうやって成し遂げたのか？」という質問に対し、南方公司の周裕高・副総経理は、「環境保護の安全は、企業にとっての生命線。あらゆる環境保護指標は、資金と技術を投入することでクリアできる。環境保護に対し、我々は赤字覚悟で投資してきた。『十二五（第12次五カ年計画：2011-2015年）』以来の環境保護投資は8億元（約130億円）以上となっている」と答えた。

次に訪れた丹泉酒業公司では、中国で有名な蒸留酒の白酒の醸造プロセスを見学し、酒文化への理解を深めると共に、洞天酒海蔵洞の独特な魅力を肌で感じた。

また南丹県の「千家瑶寨・万戸瑶郷」貧困脱却のための移転プロジェクト指定エリアを見学した際には、山の中に1棟ずつ建てられた小さな洋館に驚きを隠せず、このプロジェクトの規模の巨大さや設計・配置と長期計画がいずれも、極めて科学的で合理的であると口々に語り、貧困脱却政策という難題に対し、河池市が大きな実績を挙げていることを高く評価した。人民網スペイン語チャンネルのアルバロ記者は、このように生活が困難な住民をまとめて移転させ、彼らを貧困から脱却させるというプロジェクトは他の国ではまず見られないことだと絶賛した。（編集KM）

「人民網日本語版」2018年6月29日