甘粛省臨夏回族自治州の手工芸アーティストが、生き生きとした肖像画から今にも走りだしそうな勢いの馬、美しい風景画など一見するとまるで油絵のような作品を制作している。実は、これらの作品は糸をつむいで制作された壁掛けカーペットだ。中国新聞網が伝えた。
臨夏回族自治州の手編みの壁掛けカーペットには1000年近い歴史があり、その珍しいデザインと優美な色彩、精巧な作りによって、使用価値だけでなく、高度な芸術性を兼ね備えた鑑賞・コレクション価値のある作品となっている。
同地で制作された手編みの壁掛けカーペットの多くが、糸を紡ぎ、染め、下絵を描き、カーペットとして編み上げるといった10以上の工程を経て作られる。壁掛けカーペット1枚で少なくとも数千元(1元は約16.7円)で販売され、高額のものは10万元以上の値がつくこともある。その原材料の純度の高さや精巧な出来栄え、色柄の種類の豊富さといった特徴から、多くの業者たちが買い付けるようになっている。現在、この手編みの壁掛けカーペットはすでに米国や日本、ドイツなど海外でも販売されている。(編集YK)
「人民網日本語版」2018年6月29日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn