2016年に中国美術学院を卒業した「90後(1990年代生まれ)」の青年・許明笙さんと妻の朱悦さんは他の就職のチャンスを全て投げだし、許明笙さんの故郷である浙江省湖州市▼渓鎮(▼は土へんに隶)に戻り、父親・許良国さんの泥塑工芸を引き継ぐことを選択した。この2年間、許明笙さんと朱悦さんは父親の指導のもと、人物から神獣といったモチーフの泥塑工芸の基礎をみっちり学び、今ではこの地で少しは名の知れた泥塑職人になった。現在彼らは毎年3、4百体の塑像を制作しており、その注文は3年先まですでにいっぱいだという。また彼らは自分たちのアトリエで、青少年を対象に無料で泥塑工芸を伝授する取り組みもしている。許明笙さんは、「故郷に戻り起業することはチャレンジでありチャンスでもあった。高等教育を受け、故郷に戻ったのは、民間に伝わる泥塑工芸にもっとたくさんの新しい要素を加えていきたいと考えたから」と語った。新華網が伝えた。(編集TK)
「人民網日本語版」2018年8月8日
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