北京市はこのほど、「普通大学卒業生就職・起業補助金発給事業に関する通知」を発表し、2018年から、就職・起業補助金の発給対象範囲を拡大する方針を示した。北京エリアの大学卒業生を対象とした就職・起業補助金の基準は、1人あたり1千元(約1万7千円)。北京晩報が伝えた。
北京エリアの大学卒業生のうち、就職・起業補助金の発給対象となるのは、北京エリアの普通大学および大学院生養成校に在籍中の卒業年度に就職あるいは起業を希望している学生で、同時に以下の条件のうち一つを満たさなければならない。
1.出身家庭が、都市・農村住民最低生活保障制度の対象となっていること
2.出身家庭が、国家が認定した貧困扶助システムに登録されていること(北京戸籍の卒業生の場合は、出身家庭が低所得農民世帯であること)
3.貧困家庭のうち、父母いずれかの一方が、「中華人民共和国障害者証明」を取得していること
4.卒業生本人が、「「中華人民共和国障害者証明」を取得していること
5.卒業生本人が、卒業年度(卒業証書を取得する前年の7月1日から卒業証書取得日まで)内に、政府奨学金を取得していること
6.卒業生本人が、「特別貧困家庭人員救助扶養証」を取得していること
以上6条件のいずれか1つを満たす卒業生は、1回に限り就職・起業補助金の給付申請を行うことができる。2つ以上の条件を満たしていても、重複して申請することはできない。また、北京地区大学卒業生就職・起業補助金(もとの就職補助金を含む)の給付申請を出したことがある卒業生で、さらに上の段階での勉学を経て再度卒業する人も給付対象とはならない。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年4月11日
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