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高齢者が起業・再就職 日本は「人生100年時代」へ

人民網日本語版 2018年08月03日13:30

中国では、高齢者で再就職する人は少数派だ。だが早くも「少子高齢化社会」に突入した日本では、働く高齢者が少しも珍しくない。日本の高齢者はどんな仕事に就いているのか。働く目的は何だろうか。「銭江晩報」が伝えた。

▽同僚は全員高齢者

徐清さん(仮名)は日本で働いて長く、あちこちで高齢者が働く様子を目にして深い感慨を覚えたという。

徐さんは珍しい野菜畑を訪ねたことがある。栽培も管理も輸送もすべて60歳以上の高齢者が担う野菜畑だ。「ここで働く人はみんな大手農業企業の研究室で野菜の栽培を手がかけてきた人たちで、退職後に起業した。トラックのコンテナで野菜を栽培し、育ったらそのまま運ぶ。温度管理や水管理が適切で、ここの野菜は非常に人気があった」という。

浙江省紹興市出身の傅婉蓉さん(25)は金沢大学の大学院で学んで2年目になる。専門は社会福祉で、卒業論文のテーマを高齢者の就職とし、この分野に特に注目している。

傅さんは、「日本では、退職しても働く人が非常に多い。空港の係員、スーパーの従業員、駐車場の警備員などのサービス業で働く高齢者を最もよく見かける」と話す。

傅さんは普段、スーパーの野菜売り場でアルバイトしており、現場の15人の働き手は60歳を超えた高齢者が大半を占め、さらにほとんどが女性だという。

傅さんの観察によると、「うちのアルバイトの高齢者には経済的理由で働く人もいれば、暇つぶしという人もいる。アルバイトが社交のような、いろんな人に出会える機会になっている」という。

▽70歳の高齢者が再起業

日本企業(中国)研究院の執行委員長を務める陳言さんは、「日本では現在、公務員の定年は60歳で、将来は65歳に引き上げられる可能性がある。さらに引き上げられる可能性もある。いずれは80歳とか90歳になってやっと定年で、それまでは働き続けなければならない時代がくるという見方もある」と話す。

陳さんは、「目下、日本では予算に占める医療費の割合が高く、税収のかなりの部分が医療費に割かれる。医療費は増加することはあっても減少することはない。退職後も働き続けなければならず、起業する高齢者も大勢いる」と説明する。


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