日本時間6日午前3時8分に北海道を襲ったM(マグニチュード)6.7の強い地震の影響で、道内最大の都市・札幌では、交通や市民生活が深刻な打撃を受けている。人民網が伝えた。
札幌市では、日本時間6日午後3時の時点で、市内全域で停電が続き、都市機能はほぼマヒ状態となっていた。
札幌市内では、道路の信号機のほとんどが機能しておらず、市中心部の大通公園付近の交差点では、警官が交差点の中央に立ち、ホイッスルと手信号で交通整理を行っていた。また、警官がいない交差点では、乗用車が互いに譲り合いながら徐行運転をしていた。時に交通渋滞も生じるため、衝突事故を起こさないよう、市内では普段は耳にすることのないクラクションの音がたびたび鳴っていた。
地下鉄・円山公園駅の出入口には、「閉鎖中」と書かれた紙が貼られ、地下鉄に乗ろうとやって来た客たちはただ引き返すしかなかった。札幌に長く暮らしているという老人は、「これまで地震が起きても、せいぜい2、3時間ほどの停電だったので、こんなに長時間停電になったのは初めてのこと」と話す。
札幌で学ぶ中国人留学生は、「市の中心部では近所の公園にバケツなどを手に水を汲みに並びに行く人が数多くみられ、スーパーの入り口でも、買い物するために多くの人が並んでいた」と話した。
市内の一部コンビニは、平常通り営業しているが、停電が続いているため、やむなく電卓で会計をしていたり、入店者数を制限している店舗もある。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年9月7日
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