北海道で6日未明、マグニチュード6.7の地震が発生した。今回の地震による津波の影響はないが、いまだ強い余震が続いている。現在までに多数の死傷者が確認されているほか、一部建物の損壊や停電約3百万世帯、学校の休校、鉄道の運休といった被害が確認されている。気象庁は早朝に開いた記者会見で、「今後数日ほどは、また強い地震が発生する可能性があるため、住民は被害防止の対策をしっかりするよう」呼びかけた。
アメリカ地質調査所(USGS)の公式サイトに掲載された内容によると、今回の地震発生後も、震源周辺で4回にわたって余震が観測されており、そのうちの2回はマグニチュード5以上だったという。
NHKによると、今回の地震の影響で大規模な土砂崩れが発生し、広い範囲で家屋などが倒壊、北海道全域で停電となった。また地震発生後には救援のため、数千人が動員されており、最新の報道によると、死亡2人、心肺停止7人、安否不明33人となっている。
北海道西部で午前3時過ぎに地震発生すると、その直後には停電が生じ、人々は暗闇の中、街頭に出るなどして避難。
震源からほど近い厚真町では土砂崩れが生じ、家屋が押しつぶされ、これまでに10人がヘリコプターにより救出されたが、まだ住宅に取り残されている人がいるのではないかと見られている。
また室蘭市の三菱製鋼特殊鋼の施設内では火災が発生したものの、現在はすでに消し止められているという。
安倍晋三首相は、「人命第一で、政府一丸となって災害応急対応に当たっていく」としている。(編集TK)
「人民網日本語版」2018年9月7日
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