習近平国家主席は16日、パプアニューギニアの首都ポートモレスビーで、ピーター・オニール首相と会談した。両国の指導者は中国とパプアニューギニアの長年続く友誼を高く評価し、両国関係を発展させる新たなビジョンをうち立て、両国間が尊重し合い、共に発展するための全面的な戦略パートナー関係を築くことで一致した。新華社が伝えた。
習主席は、「中国は、パプアニューギニアが自国の国情に適した発展の道を自ら選ぶことをしっかりサポートしていく。また、パプアニューギニア政府が『一つの中国』政策を一貫して支持することを高く評価している。両国関係の政治的牽引を強化するために、双方は、互いに尊重し、共に発展するための全面的戦略パートナー関係を築くことで合意した。これは、両国が長年友好的な関係を築いてきた結果で、双方が今後さらに協力を推進する上でも大きな原動力を注入するだろう」と語った。
そして、「パプアニューギニアは、21世紀の海上シルクロードの延長線上にあり、太平洋島嶼国の中では、一番初めに中国と『一帯一路(the Belt and Road)』を共同建設するための協議に調印した国だ。双方は、『一帯一路』を枠組みとして、発展戦略のマッチングを強化し、早急に自由貿易協定(FTA)締結に向けた交渉を始め、生産能力、貿易、投資、融資などの分野で互いに利益のある協力を積極的に推進しなければならない」と強調した。
一方のピーター・オニール首相は、「習主席は、初めてパプアニューギニアを訪問した中国の国家主席となる。中国が長年、パプアニューギニアの経済社会発展のために貴重なサポートを行い、中国の医療チームがパプアニューギニアの辺境地域において、マラリアの予防・抑制をサポートし、中国がパプアニューギニアで最近起きた地震の復旧活動のサポートをしてくれたことに感謝している。『一帯一路』イニシアティブは、太平洋島嶼国の相互接続やインフラ建設促進に一役買っている。パプアニューギニアは、『一帯一路』の共同建設に積極的に参加し、早急にFTA締結に向けた交渉を始めたいと考えている」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年11月17日
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