河南省洛陽市の河南科技大学第一付属病院外科棟1階にこのほど、カプセル状の簡易ベッドが登場し、宿泊が必要な患者家族の間で好評を博している。河南日報(電子版)が報じた。
今月14日、同病院を取材に訪れたところ、外科棟の外科ICUが2階にある建物の1階には約30平方メートルの患者の家族向けの待合室にカプセル状の簡易ベッドが上下2段、計10個並べられていた。大きさは幅約1メートル、奥行き2メートル、高さ約1メートルで、各カプセルの中に、電源や呼び出し機能などが備えられている。呼び出し機能は2階の外科ICUと繋がっており、看護師や医師からの連絡を随時受けることができる。待合室には棚もあり、患者の家族が荷物を置けるようになっている。
同病院の質・安全抑制弁公室の斎祥銀・室長は、「外科ICU1階に簡易ベッドを置いたのは、主に患者の必要を考えてのことだ。患者が増加しているが、なかでもICUは特殊で、家族は患者にずっと付き添うことができない。しかし不安のあまり、病室を離れるわけにもいかず、ICUの外でまんじりともせず待ち続けるというケースがほとんどだ。また他の地域や県から来た患者の家族の場合、節約のために、夜はICUの外の廊下で寝ているというケースもある。患者の家族がとても大変であることは言うまでもなく、加えて廊下が混雑し、非常に危険な事態が生じることになる。こうした状況を鑑み、カプセル状の簡易ベッドを設置した。これで、患者家族の宿泊の問題を解決できると同時に、医師や看護師が患者の家族と連絡を取るのも容易になった」と説明した。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年11月21日
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