浙江省杭州市でこのほど雪が降った影響で、街のあちらこちらを走り回るデリバリー配達員は普段よりその業務量が増えた。気温が急激に低下したことで、杭州のデリバリープラットフォームの注文数が前月比25%以上増となったからだ。そんな中、杭州では、デリバリープラットフォームの利用者700人以上が、デリバリーを利用すると同時に、配達員に温かい食べ物などをプレゼントするという心がほっこりする一幕を演出した。都市快報が報じた。
「配達しなくていいので、これをがんばっている配達員にあげてください。少しだけですが、それを食べて温まってもらえればうれしいです」というオーダーが夜11時、店を閉める用意をしていた杭州市内のある粥屋の女性店長のもとに入った。注文されていたのは、肉と野菜入りの粥2人前だった。
それを配達するために店に駆けつけた配達員・劉志雄さんは、「今日最後の仕事と思っていた。まさかプレゼントとは。その時まだ雪が降っていた。そのオーダーを見て、心がほっこりした」と話す。
「私もとても感動した」と話す女性店長は、オーダー以外にも粥や蒸し餃子、蒸しケーキを準備し、配達のために店にやって来る配達員みんなにそれを配ったという。
「親切なオーダー」はこれだけでなく、あるデリバリープラットフォームのスタッフによると、雨や雪となったここ数日、杭州では利用者700人以上がデリバリーを利用すると同時に、配達員に温かい食べ物などをプレゼントし、心がほっこりする一幕を演出した。
「アンパンは袋に入れずに、配達員にプレゼントしてください!今日は本当に悪天候なので」。
「この注文を受け取った配達員にミルクティーをあげて、温まってもらってください。飲まずに、他の人にあげたり、手を温めたりしても大丈夫です。外は寒く、道路も滑りやすいので、気を付けてください」。
「外は寒いし、雪も降っているし、配達員の皆さん本当にお疲れ様です。安全第一に、気を付けて走ってください。オートムギの粥は熱めに温めて配達員にプレゼントしてください。寒いので、胃を温める食べ物をどうぞ。無精者の私たちのために配達してくれてありがとう!」。
その他、利用者2000人以上が、デリバリーを利用する時に、配達員向けに、「寒いし、道は滑りやすいので、寒さ対策をきっちりして、安全第一で走ってください」とメッセージを書き込んだ。
また、「配達員の方へ。急いでいないので、気を付けて走ってください。すぐに配達できない場合は電話で連絡してもらえれば大丈夫です。ありがとうございます」というメッセージを添えた利用者もいたという。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年12月13日
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