河北省呉橋県に伝わる「線装本(糸綴じ本)」製本技術は、同省の省級無形文化遺産に指定されており、100年以上の歴史を誇る。2006年、同地の線装本制作技術の伝承者である谷秋生さんは、呉橋金鼎古典籍印刷工場を設立し、伝統工芸を継承すると同時に、新たな挑戦と革新を続けている。現代的な製造工程を導入することで、これまでに「欽定古今図書集成」や「四庫全書精編」、「中国歴代碑刻書法全集」など様々な大型古典書籍を続々と印刷している。また、「線装本」博物館も投資・建設している。新華網が伝えた。
現在、金鼎古典籍印刷工場では、年間80数万冊の「線装本」の制作が可能で、中国国内で人気の商品となっているほか、米国や韓国など海外でも販売されている。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年12月14日
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