中国第35回南極科学観測隊崑崙隊は南極の崑崙基地に到着すると、5日より天文・氷河・測量などの科学研究活動を全面的に展開した。新華社が伝えた。
南極の天文について、中国は南の天極に向き動かない小型光学望遠鏡「CSTAR」を、中型の南極サーベイ望遠鏡「AST3」に発展させた。2017年には南極サーベイ望遠鏡「AST3-2」が初めて全シーズン越冬観測を実現し、そしてアイスドームAエリアで重力波の光学対応体の測定に成功した。今回の科学観測では南極サーベイ望遠鏡のメンテナンスを行い、これまでの観測データを回収する。また、天文観測保障プラットフォームを使い設置先の観測設備をメンテナンス・設置し、日中の観測を展開する。
南極大陸の95%以上の面積が氷と雪で覆われている。アイスドームAは南極内陸部氷床の最高地点であり、氷の中には古代の気候・環境変化に関する情報が隠されている。ここは南極の氷床で最も理想的な深層コア掘削エリアだ。今回の科学観測では主に深層コア掘削エリア及び掘削設備のメンテナンスを行い、雪・氷のサンプルを採取する。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年1月7日
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