中国の複数の機関でつくる「彩虹魚」2018マリアナ海溝海上試験・科学観測チームはすでに、西太平洋で初の深海作業エリアに到達した。4日には中国の北斗衛星通信システムに基づく4500メートル級大深度断面ブイ海上試験に成功した。新華網が伝えた。
今回の作業が行われたのは、北緯22度・東経130度の、水深5900メートル以上の西太平洋の海域。科学観測船「沈括号」船尾のA型クレーンにより、観測隊員は4500メートル級深度断面ブイと第2世代1万メートル級着陸機「彩虹魚」1台を海中に投入した。4日午前には海底に十数時間滞在した「彩虹魚」を無事回収した。また海上試験を終え自動的に海面に浮上したブイが北斗衛星によって伝送した断面データ、測位情報を受信した。観測隊員は4日午後、第1・2世代「彩虹魚」計2台を海に投入し、超短基線システム測位試験を実施し、沈積物と海水のサンプル採取を行った。
「彩虹魚」2018マリアナ海溝海上試験・科学観測海上総指揮の崔維成教授によると、断面ブイは世界の海洋観測の主要設備であり、断面全体の水温・塩分・水深データを持続的に観測できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年12月6日
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