まもなく中国では春節(旧正月、今年は2月5日)を迎えるのをうけて、「2019年中国大使館・日中友好団体 新年会」が28日、東京で行われた。同イベントには、在日本中国大使館の程永華大使、日中友好協会、日本国際貿易促進協会、日中文化交流協会、日中友好議員連盟、日中経済協会などの代表者が参加した。人民網が伝えた。
程永華大使は挨拶の中で、「昨年は中日平和条約締結40周年にあたり、中日双方は共に努力し、この重要な契機をとらえて両国関係の着実な改善発展を実現した。双方はハイレベルの指導者同士の交流・往来を保ち、両国総理の相互訪問を成功させることにより、中日関係が再び正常な軌道に戻り、中日両国の平和、友好、協力事業の再就航を実現した。安倍首相は昨年、『日中関係を競争から協調へと推し進める』と何度も述べた。中国側としてはこの態度表明が日本側の対中政策や具体的な行動で示され、両国関係が再び妨害されることなく、双方のより積極的な往来が後押されることを願っている。今年は両国政府の間で『中日青少年交流促進年』を定め、双方向で今後5年間に青少年3万人の相互訪問計画を策定した。我々は皆さんとともに努力し、青少年交流を含む両国の各分野の人的往来を全面的に推し進め、両国の実務協力の橋渡し役となり、中日関係の物質的基盤・民意の基盤を打ち固めていきたい」と語った。
日中友好議員連盟会長、文部科学大臣の林芳正氏は挨拶で、「ここ2年、中日両国関係の状況は目を見張るほどの改善を見せた。しかし、良い状況の時こそ気を抜いてはならず、今年はしっかりと交流を積み重ねていく年にしたい」と述べた。
河野太郎外相は挨拶で、「日中のハイレベルの往来は頻繁かつ緊密なものになっている。今年もこの勢いを維持し、あらゆる分野での交流と教育を一層発展させていくべく中国と努力を重ねていきたい」とした。
各代表者の挨拶終了後、参加者一同は乾杯し、用意された料理に舌鼓を打ちながら、互いに交流を深めていた。(文・木村雄太)
「人民網日本語版」2019年1月29日
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