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中日の地域交流を深化・堅固に  中国との実務協力を願う西日本地区

人民網日本語版 2019年01月29日15:49

在大阪中国総領事館、大阪府、大阪市、日中経済貿易センター、西日本地区日中友好協会が共催する第3回西日本地区中日友好交流大会がこのほど、大阪市で開催され、中日両国各界の代表や友好関係者およそ600人が参加し、中日関係の発展をめぐり交流を行い、中日協力のビジョンを描いた。人民網が報じた。

日本で2番目に大きな経済圏となる関西の各府・県は、中国と長い交流の歴史を有する。松井一郎大阪府知事は、「西日本地区日中友好交流大会を開催することで、双方の相互理解や友好関係を深めることができるだけでなく、経済交流の発展を促進することもできる。今大会を通して、日中の地域交流が一層深く、実務的になることを願っている」と述べた。

今年6月、G20サミット首脳会議が大阪で開催される計画で、大阪を含む関西エリアは、中国との交流・協力の新たなチャンスを得ることになる。在大阪中国総領事館の李天然総領事は、「新時代における中日の新たな発展、協力の機会をしっかりと捉え、地域という側面から、両国関係の長期に渡る安定した発展に寄与しなければならない」と述べた。

隣国である中国と日本の貿易は非常に盛んであり、2017年、中日貿易総額は3000億ドル(1ドルは約109.38円)に達し、18年には前年比8.1%増の3276億ドルに達した。また、人員の往来は2年連続で延べ1000万人を超えた。大会参加者は、この機会を捉え、両国の平和的な友好関係を守り、発展させていくことで一致した。日中経済貿易センターの長栄周作センター長は、「1978年に中国が改革開放を実施して以降、日中両国の貿易は急速に増加し、多くの分野で双方にとって、相手国が欠かすことのできない存在となってきている。両国の各界はこれからも活発に交流し、理解を深め、協力を強化しなければならない」と呼びかけた。

交流大会では、中国改革開放40周年を記念する大型写真展も開催された。多くの日本人が見学し、中国が改革開放を通して成し遂げてきた成果に称賛の声をあげていた。兵庫県貿易株式会社の監事・土井英二さん(79)は取材に対して、「中国の発展はとても速い。中国にはこれまで百回以上行っている。中国が発展、進歩を続けているのを見ることができてとてもうれしい。日本企業にとっても、それは願ってもないチャンスで、日本と中国の協力には無限のポテンシャルがある」と語った。

新しい情勢下で、中日関係発展のための一層有利な条件が整い始めている。中国と日本が世界の産業チェーンにおける役割は異なっており、それぞれの産業の補完性は非常に強い。日本輸送機株式会社・海外事業室の関健一室長は取材に対して、「中国は私たちにとって、ポテンシャルが非常に大きな市場。中国企業と共に、第三国市場の開拓の面で提携し、アフリカや中東などの地域で、互いの長所を取り入れて、短所を補い合い、ウィンウィンを実現することを切に望んでいる」と話した。

会場では活発な交流が夜まで続き、筆者は中日両国の自治体が協力を強く望んでいることをひしひしと感じることができた。大阪府議会の岩木均議長は「今回の交流大会は開催時間が長く、人と人、心と心の誠意ある交流の扉が開き、関西と中国の交流、協力の新たな章の幕開けとなった。日中間の交流、協力が多くの成果を生むことを願っている」と語った。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年1月29日

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