ゴールドマン・サックスの私有財産管理投資企画グループのアジア事業を統括する王勝祖氏はこのほど、2019年、米国を含むほとんどの国や地域の経済活動はやや鈍化し、世界の経済成長率は3.0%と、ここ2年の3.2%をやや下回ると予測した。新華社が伝えた。
王氏は25日に開いた小規模な記者会見で、「ほとんどの先進エコノミーが現在、依然として潜在成長率を上回るペースで成長しており、経済衰退リスクは15-20%の低水準を保っている。一部の大型エコノミーにとっては、経済成長の速度鈍化により、経済の加熱を避けることができる」との見方を示した。
そして、「先行指数は、米国経済の成長速度が今後鈍化することを示している。19年、米国経済の成長率は2.5%と、18年の2.9%を下回るだろう。ユーロ圏の今年の経済成長率も1.5%と、昨年の1.9%を下回り、日本は1.1%と、昨年の0.9%をやや上回るだろう。一方、中国の経済成長率は今年6.2%と、合理的なエリアで運営されるだろう」と予測した。
世界経済が直面しているリスクについて、王氏は、「主に米国国内の政治が緊迫したムードになっており、市場の変動が大きくなっている。また、英国の欧州連合(EU)離脱により、不確定要素が存在し、その他の地政学的要素も考慮しなければならない」と指摘した。
(編集KN)
「人民網日本語版」2019年1月29日
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