24日午前10時42分、雲南出身の出稼ぎ労働者約600人を乗せた高速鉄道が、広州南駅をゆっくり出発し、1280キロメートル離れた雲南省昆明市に向かって走り出した。中国放送網が伝えた。
車内は春節(旧正月、今年は2月5日)の提灯飾りや鮮やかな赤の中国結び、切り紙で作った飾りや「福」の字で、春節ムード一色となっていた。さらには歌やダンス、賞金付きクイズ、春聯(春節に家の玄関などに貼る縁起の良い対句が書かれた赤い紙)や「福」の字のプレゼント、誕生日祝いなど心づくしのインタラクティブ・プログラムが準備され、出稼ぎ労働者の帰省の旅は思いやりに溢れたものとなっていた。
出稼ぎ労働者約600人は雲南省内に到着後、現地政府が彼らの里帰りルートに応じて、「思いやり無料バス」を手配し、彼らを故郷の県城まで送ることになっている。
「春運(春節前後の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)」スタート前に、雲南・広東両省の人力資源・社会保障部門は、雲南省出身の出稼ぎ労働者に対する詳細調査を実施し、組織立ち上げとボランティア募集などの方法で、広州、深セン、珠海など11都市の189社で働く雲南出身出稼ぎ労働者約600人に無料乗車券を配布。これにより彼らは、どこかに出向いたり、持ち場を離れたり、また自腹を切ることなく、帰省乗車券を手にし、無事に帰省の旅につくことができた。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年1月29日
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