世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は15日にドイツ・ミュンヘンで「中国側が新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を源から抑制するために講じた措置は人々を勇気づけている。中国はこうした措置のために大きな代償を払ったが、世界のために時間を稼ぎ、ウイルスが世界の他の場所へ広まるスピードを緩めさせた」と表明した。新華社が伝えた。
テドロス事務局長はミュンヘン安全保障会議のメイン会場で新型コロナウイルスの感染状況について説明した際「私はすでに繰り返し中国を称賛してきた。今後も引き続きそうする。新型肺炎の感染拡大に源から対策を講じることで自国民及び世界の人々を守るいかなる国も私が称賛するように」と表明。
「現在『COVID-19』対策に必要なのは国際社会が団結することだ。新型肺炎対策において、国際社会にとって最大の敵は新型コロナウイルス自体ではなく、人々の対立を招くスティグマタイゼーションだ」と述べた。
テドロス事務局長はさらに「感染拡大に阻止すると同時に、国際社会は偽の情報やデマとも闘う必要がある。フェイクニュースはウイルスよりも速く広まり、非常に危険でもある。デマや偽の情報は感染拡大への国際社会の対応を妨げてきた」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年2月17日