中国自然資源部は26日、「釣魚島及びその附属島嶼地形地貌調査報告」を公式ウェブサイト及び釣魚島特別サイト上で公表した。
調査報告は長年の歴史的調査データに基づき、かつ最新の高解像度衛星リモートセンシング等の調査方法を採用して、釣魚島及びその附属島嶼(日本名・尖閣諸島)の島と水深30メートルまでの周辺海域の最新の地形データを取得し、最新の大縮尺地形図を作成した。
調査報告によって釣魚島及びその附属島嶼の基礎的な地理データが一段と補われ、整い、釣魚島の自然管理と生態環境保護を支えるうえで重要な役割を果たす。
釣魚島の地形
釣魚島は削剥・侵食された低山丘陵で、地形は険しく、中央の山脈の稜線は東西に走り、主峰の高華峰(海抜362メートル)と神農峰(海抜320メートル)を結び、島中南部に位置し、北側は傾斜がやや緩く、南側はやや険しい地形構造を形成している。
釣魚島リモートセンシング画像
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釣魚島地形図
釣魚島浅海地形図
北小島の地形
北小島は削剥・侵食された丘陵地形で、起伏が比較的大きい。北小島南東部の獅峰(118メートル)はその北西の鷹峰(125メートル)、蓮花石(62メートル)、孔明石(62メートル)という3つの独立した険しい岩と海食台でつながっている。
北小島リモートセンシング画像
北小島地形図
北小島現地観測写真
南小島の地形
南小島は削剥・侵食された丘陵地形で、全体的に楕円形を呈している。島の主体の拳頭嶺は南東の険しい岩「拇指峰」と海食台でつながっている。地形は北西部と東南部が高く、中間部が低い。
南小島リモートセンシング画像
南小島地形図
北小島と南小島の浅海地形図
(編集NA)
「人民網日本語版」2021年4月27日