外交部が日本防衛相の台湾地区が「赤くなる」発言にコメント

人民網日本語版 2021年04月25日14:46

外交部(外務省)の趙立堅報道官は23日に行なわれた定例記者会見で、日本の防衛相が台湾地区が「赤くなる」などと発言したことについて、記者からの質問に答えた。

【記者】報道によると、22日夜、日本の岸信夫防衛大臣が自民党議員の会合で、中国の釣魚島(日本名・尖閣諸島)周辺での活動について、「中国は、目立たないところで1歩ずつ侵略し、最終的には全部変わっている状況をつくろうとしている。そうしたことを許さない」などと発言したという。また「台湾が赤くなったら大変な状況の変化が起こる」とも述べたという。中国側としてコメントは。

【趙報道官】こうした発言は完全に根拠がなく、極めて無責任な発言だ。この場で、私は以下の3点を強調しておきたい。

第1に、中国は常に平和発展の道を歩むことを堅持し、防御的国防政策を揺るぎなく実施してきた。習近平国家主席がボアオ・アジアフォーラム2021年総会開幕式でのスピーチで繰り返し述べたように、中国は引き続き世界平和の建設者、世界の発展への貢献者、国際秩序の擁護者であり続ける。中国はどんなに発展しようとも永遠に覇権を唱えず、拡張せず、勢力範囲を求めず、軍拡競争を行わない。

第2に、釣魚島及びその附属島嶼は中国固有の領土だ。中国が釣魚島海域で行なう巡航と法執行(エンフォースメント)は自国に固有の権利を行使するものだ。台湾地区の問題は純粋に中国内部の問題であり、いかなる国がいかなる方法によっても手を出したり干渉したりすることを絶対に容認しない。

第3に、日本は近代にアジア各地を侵略して領土を拡張し、中国を含む広範囲の被害を受けた国の人々に深刻で重大な災難をもたらした。しかし今日まで日本は侵略の歴史を誠実に直視して反省しようとせず、しばしば侵略の歴史を否定したり美化したりする政治的茶番劇を演じてきた。日本に我が身を振り返り自問し、直ちに中国に対するデマや中傷をやめるよう忠告する。誤った道をますます遠くへと進んではならない。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年4月25日

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