「反外国制裁法草案」の第2次審議稿を全人代常務委員会に上程

人民網日本語版 2021年06月08日14:21

第13期全国人民代表大会(全人代)常務委員会第29回会議は7日午後に第1回全体会議を開き、「中華人民共和国反外国制裁法(草案)」の審議結果について、沈春耀・全人代憲法及び法律委員会副主任委員から報告を受けた。新華社が伝えた。

全人代常務委員会法制活動委員会報道官弁公室によると、このところ、西側の特定の国々は政治工作の必要とイデオロギー的偏見から、新疆・香港地区関連の様々な口実を利用して中国に対してデマや中傷、抑え込みや締め付けを行い、とりわけ国際法や国際関係の基本準則に違反して、自国の法律を根拠に関係する中国の国家機関、組織、国家公務員に対していわゆる「制裁」を科し、中国の内政に乱暴な干渉を行っている。中国政府はこうした覇権主義的行為を厳しく非難し、社会各界も次々に強い義憤を表明している。断固として国家の主権と尊厳及び核心的利益を守り、西側の覇権主義とパワー・ポリティクスに反対するため、今年に入り中国政府はすでに繰り返し、関係国の組織及び個人に対する相応の対抗措置の発動を宣言してきた。今年の全国「両会」(全国人民代表大会・全国人民政治協商会議)前後に全人代代表、全国政協委員、社会各界の人々は、中国が外国の差別的措置に法に基づき対抗するための法治上の支えや保障となる反外国制裁法を制定する必要性を意見や提言で示した。第13期全人代第4回会議の承認した「全人代常務委員会活動報告」は「今後1年の主要任務」の中で、反制裁、反干渉、管轄権の域外適用への対抗措置などをめぐり、試練に対処し、危険に対する防備を固めるための法的ツールを拡充することを明確に打ち出した。

全人代常務委員会法制活動委員会は各方面からの立法提言を真剣に研究し、中国の対抗措置の実践と関係する取り組みの手法を総括し、外国の関連立法の状況を整理し、中央と国の関係当局に意見を求め、「中華人民共和国反外国制裁法(草案)」を起草し、まとめた。今年4月、全人代常務委員会委員長会議は法定手続きに従い立法議案を提出。第13期全人代常務委員会第28回会議で「反外国制裁法草案」の初審議が行われた。常務委員らは反外国制裁法の制定に一致して賛成すると同時に、法案を完全なものにするための意見や提言を示した。全人代憲法及び法律委員会は常務委員会の審議意見及び各方面の意見に基づき、「反外国制裁法草案」を修正し、第13期全人代常務委員会第29回会議に審議結果報告と草案の第2次審議稿を提出した。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年6月8日

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