■新型コロナとの闘い
2021年5月21日夜、習近平国家主席は招待に応じて北京でテレビ会議の形式で世界保健サミットに出席し、重要演説「手を携えて人類衛生健康共同体を共に構築」を行った。習主席は、「第一に、人民至上、生命至上を堅持する。新型コロナとの闘いは人々のためであり、また、人々に頼らなければならない。事実が証明しているように、新型コロナウイルスのパンデミックに完全な勝利を収めるためには、人々の生命の安全と身体の健康を際立って重視し、極めて大きな政治的責任感と勇気をもって、非常手段によって非常事態に対処し、最大限の努力を尽くして一人の感染者も見落とさず、一人の患者も見捨てぬよう努力し、一人一人の生命の価値と尊厳をしっかりと尊重しなければならない。同時に、人々の生活への影響が少なく、社会秩序が全般的に正常であることを確保する必要がある」と指摘した。
中国の人口は世界の約18%だが、報告感染者数は世界全体の0.05%以下。2021年2月以降、新型コロナによる死亡症例は1例もない。
中国は徹底した入院、治療、検査、隔離を実現した。
中国は患者の無料治療を実施。2021年6月末時点で、全国の入院患者の医療費総額は28億3700万元(1元は約18.0円)、医療保険負担額は16億3100万元。患者1人当たり医療費は平均約2万元で、全て国が負担。
2021年12月25日時点で、全国の新型コロナウイルスワクチン接種回数は27億5000万回超、接種完了者数は12億人超、ワクチン接種率は80%以上。
2021年11月29日時点で、60歳以上の高齢者のワクチン接種者数は2億1517万9000人、接種完了者数は2億631万7000人。
■ワクチン協力
2021年5月21日、習主席はテレビ会議の形式で世界保健サミットに出席し、重要演説を行い、「私は1年前、ワクチンを国際公共財とすべきだと提言した。現在、ワクチン接種の不均衡という問題が一段と突出している。我々は『ワクチン・ナショナリズム』を排除し、ワクチンの生産能力と分配の問題をしっかりと解決し、発展途上国におけるアクセシビリティとアフォーダビリティを高める必要がある」と述べた。
中国はいち早く新型コロナウイルスのゲノム配列を世界と共有、各国のワクチン開発加速に助力。
中国はいち早く海外で新型コロナウイルス不活化ワクチンの第Ⅲ相試験を実施。続いて20ヶ国と開発協力を実施。
現在までに100ヶ国余りが中国製ワクチンの使用を承認。2種類の中国製ワクチンが世界保健機関(WHO)の緊急使用と「COVAX」での調達対象に。
中国はいち早く発展途上国にワクチンを提供。現在までに120余りの国々と国際組織に20億回分以上のワクチンを提供。
中国はいち早く発展途上国とワクチンの共同生産を実施。アラブ首長国連邦、エジプト、インドネシア、ブラジルは地域で初めて新型コロナウイルスワクチンの生産が可能に。発展途上国の団結と発展の新たな章が記された。
■国際援助
2021年9月21日、習主席は第76回国連総会に北京でテレビ会議の形式で出席し、「信念を固め、共に困難を克服し、より素晴らしい世界を共に構築」と題する一般討論演説を行った。習主席は演説で、「中国は常に世界平和の建設者、世界の発展への貢献者、国際秩序の擁護者、公共財の提供者であり、中国の新たな発展によって世界に新たなチャンスを提供していく」と述べた。
新型コロナウイルスのパンデミックの発生以来、2021年11月4日までに中国政府は国際社会にマスク約3500億枚、防護服40億着余り、検査試薬60億回分余りを提供。
2021年5月、中国は発展途上国の新型コロナ対策と社会・経済発展の回復を支えるため、今後3年間で30億ドル(1ドルは114.8円)の追加支援を約束。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年12月28日