1月15日、ソーシャルディスタンスを保ちながら並ぶように住民に注意を促す李翰文さん(写真著作権は東方ICが所有のため転載禁止)。
新型コロナ感染症の感染拡大が確認されている天津市では1月15日、全市民を対象とした3回目のPCR検査を開始した。同市で外国人が比較的集まっている居住コミュニティの南開区スポーツセンター街時代奥城コミュニティでは、ベルギー人ボランティアの李翰文さん(中国名)が、コミュニティ職員とボランティアの間に立ち、中国語と英語を自在に操り、コミュニティに住んでいる多くの外国人の情報登録を手伝い、彼らが新型コロナウイルス感染症予防事業により良く対応し、住民のPCR検査が徹底して行われるよう力を尽くしていた。
「私の名前は李翰文。中国人です!検査所スタッフの苦労を目にし、感染症予防措置のためにわずかでも力になりたいと思った」と話すベルギー人ボランティアの李さんは、並々ならぬ中国への熱い思いを抱いている。彼も南開区時代奥城コミュニティの住民だという。
李さんは当然ながら本当は中国人ではない。ただ子供のころから中国文化が好きだったそうで、中国語を独学し、中国人の友達を作り、中国のマナーや習慣を学んだ。そして2011年、念願かなって天津で仕事をすることになり、この地に暮らし始めた。彼は、「私の外見は完全に外国人だが、自分では自分のことを中国人だと思っている。新型コロナ感染拡大が生じ、多くの関係者が、昼夜問わず新型コロナに関する作業をこなしていくのを目にし、自分は若いし、中国のために何かできることをやりたいと思った」と話した。(編集KM)
「人民網日本語版」2022年1月17日