中国の6当局「廃棄された風力・太陽光発電設備のリサイクルを促進へ」
国家発展・改革委員会(国家発改委)、国家エネルギー局、工業・情報化部(省)などの6当局が共同で通達した「廃棄された風力・太陽光発電設備のリサイクルの促進に関する指導意見」が17日、正式に発表された。これは中国初の廃棄された風力・太陽光発電設備のリサイクルを体系的に策定した政策文書だ。科技日報が伝えた。
国家発改委の関係責任者は文書発表の背景について、「中国の新エネルギー産業が近年、急速に発展している。風力発電や太陽光発電などの新エネルギー設備が大量に応用され、設備容量で世界一をしっかり維持している。産業の高度化の加速と設備の更新に伴い、新エネルギー設備は大量廃棄の問題に直面することになる」と説明した。
同指導意見は、「リサイクル企業が廃棄された風力・太陽光発電設備の細分化分解及びハイレベルのリサイクルを行い、風力発電機の基礎、タワー、ブレード、ナセル、発電機、ギアボックス、電気制御盤などの部品及び太陽光発電モジュールのラミネーター、フレーム、接続盤などの部品に重点的に焦点を当て、ハイレベルのリサイクルを実施することを奨励する」と打ち出した。
同指導意見は、「技術の研究開発を強化し、廃棄された風力・太陽光発電設備のリサイクル技術の研究開発を国家重点研究開発計画の関連重点特定プロジェクトに組み入れる。風力・太陽光発電設備の残存寿命評価技術を開発し、設備寿命評価方法学・技術体制を構築し、設備及び重要部品の延長利用及び多段階利用を推進する。太陽光モジュール高純度分離、希少金属回収・抽出、複合材料回収・利用、再生資源高価値利用、風力発電設備部品再製造などの重点・難点技術の研究開発を行い、中核技術・装備のブレイクスルーを実現し、全材料全線回収工法を研究・構築する。太陽光モジュール回収などの産業技術基礎公共サービスプラットフォームの建設を急ぐ」と強調した。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年8月18日
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