外交部「米国は国家安全保障を口実にした中国人留学生への抑圧を止めるべき」

人民網日本語版 2023年08月29日15:06

外交部(外務省)の28日の定例記者会見で、汪文斌報道官が米国の国家安全保障を口実にした中国人留学生への抑圧について質問に答えた。

【記者】 報道によると、米連邦捜査局(FBI)は先ごろ、中国人留学生の留学申請資料を盗み出し、いわゆる「ビザ詐欺」罪で逮捕・起訴した。米税関・国境警備局も、証拠も根拠も欠いた中で中国人留学生3人の身柄を拘束し、尋問し、強制送還した。この件についてコメントは。

【汪報道官】米国は中国人留学生を不当に拘束し、尋問し、強制送還したうえ、ありもしない罪名をでっち上げた。これは政治的目的による不当な抑圧と迫害であり、我々は断固として反対する。

米国は、両国間の教育分野における人的・文化的交流を支持し、中国人留学生を歓迎するとしきりに言うが、実際には前政権の間違ったやり方を依然として継続し、国家安全保障の概念を濫用し、中国の学生が米国で学び、研究することを制限し、締め付け、中国人留学生の合法的権利・利益を深刻に損ない、中米間の正常な人的・文化的交流と教育協力の環境を深刻に損なっている。

我々は米側に対して、中国人留学生を歓迎するという姿勢表明を確実に実行し、偏見と差別に満ちた大統領令第10043号を撤回し、国家安全保障を口実にした中国人留学生への抑圧を止めるよう促す。(編集NA)

「人民網日本語版」2023年8月29日

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