【IN・ザ・FUKUSHIMA】第5回 全うしたい漁師の使命

人民網日本語版 2023年08月30日15:27

福島第一原発の汚染水海洋放出は、日本に住む人々にどのように影響し、彼らはどのように感じているのか?中国中央テレビ局(CCTV)では、そんな福島の人々を取材した。

福島県漁連が発表した数字によると、2022年の地元漁獲量は5500トンを超えたが、福島原発事故前の2割程度に過ぎない。核汚染水の海洋放出計画が進むにつれ、多くの漁業関係者の不安と不満は高まっている。

日本政府と東京電力は、汚染水の海洋放出は福島第一原発の廃炉を確実に進め、福島の復興を推進するためだと繰り返し強調している。

しかし「海は人間のものではなく、魚の住処だ」と話すのは70代の漁師・小野春雄さん。福島県北部の新地町で、代々漁を営み、生計を立ててきた小野さんは、現在も3人の息子たちとともに漁に出ている。海と共に生きてきた小野さんは、海は巨大な生命体であり、代々海と共に暮らしてきた福島の漁師たちの生命線だとした。

「人民網日本語版」2023年8月30日

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