外交部報道官が東アジアサミットでの米国の不当な対中非難についてコメント
人民網日本語版 2023年09月08日14:03
東アジアサミット(EAS)での米国による不当な対中非難について、外交部(外務省)報道官が7日、記者の質問に答えた。
【記者】9月7日に開催されたEASで、米国代表が台湾地区や南中国海などの問題で、不当に中国を非難したとのことだが、中国としてはどう応じるか。
【報道官】米国代表は事実を顧みず、不当に中国を非難した。中国側は断固として反対し、絶対に受け入れない。すでに米側に厳正な申し入れを行った。
台湾問題は完全に中国の内政であり、いかなる外部の干渉も許さない。「台湾独立」分裂行為と外部勢力の黙認こそが、台湾海峡の平和にとって最大の脅威だ。台湾海峡の平和と安定を真に維持するためには、「台湾独立」に断固として反対しなければならない。我々は米国に対して、「一つの中国」原則及び中米間の3つの共同コミュニケの規定を厳守し、台湾問題を利用した中国への内政干渉を止め、台湾海峡の平和と安定を実際の行動によって維持するよう促す。
特定の域外国が南中国海でもめ事を引き起こし、対立を煽り立て、地域の平和と安定を破壊することに中国は一貫して反対している。中国とASEAN諸国は現在、「南中国海における行動規範(COC)」の協議を積極的に進めている。域外国は、南中国海のルールの協議、平和と安定の維持に向けた地域諸国の努力を尊重すべきだ。
今回のEASで、圧倒的多数の国々は建設的対話と友好的協議を通じて協力を強化し、地域の成長センターを共に築くことを主張していることが示された。米側のやり方は意図的に会議の基調から乖離し、協力の雰囲気を損ない、地域の人々の願いに逆行するものであり、米国の本性が東アジア協力と地域の安定の撹乱者、破壊者であることを存分に露呈した。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年9月8日
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