中国、オゾン層破壊物質を累計60万トン以上淘汰

人民網日本語版 2023年09月15日15:31

9月16日は「オゾン層保護のための国際デー」だ。生態環境部(省)は14日、中国国際オゾン層保護のための国際デー2023記念大会を行った。生態環境部の関係責任者は、「中国は『オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書』の締約国になった後、オゾン層破壊物質の生産・使用の累計淘汰量で発展途上国の半分以上を占めている」と説明した。中央テレビニュースが伝えた。

同議定書は1987年に採択されたもので、オゾン層保護の世界的な行動を展開し、オゾン層保護物質の生産と使用を徐々に停止することが決定された。現時点で世界の198の国・地域がその締約者になっている。中国は1991年の締約から2022年までに累計で約62万8000トンのオゾン層破壊物質の生産・使用を淘汰し、発展途上国の半分以上を占めている。

一方で、オゾン層破壊物質の淘汰は、気候変動の緩和においても積極的な影響をもたらした。中国を例にすると、1991-2020年の30年間で、オゾン層破壊物質の淘汰において累計で約260億トン分の二酸化炭素に相当する温室効果ガスの排出を回避した。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年9月15日

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