秋の中国エコツーリズムランキングが発表　一番人気はコトカケヤナギ林の景色

自然に溶け込むことができるだけでなく、目新しく楽しい旅行先が今、中国の若者の間でトレンドとなっている。旅行情報メディア・馬蜂窩が発表した「おすすめの中国のエコツーリズムランキング」（秋シーズンランキング）は、「人気リゾート」、「秋の秘境」、「マウンテンスポーツ」、「神秘的な鐘乳洞」、「人文秘境」、「グルメ原産」の6ジャンル別に、秋シーズンのエコツーリズムガイドを提供している。中国新聞網が報じた。

馬蜂窩のビッグデータによると、ここ1週間、「秋旅行」と「秋にぴったりの旅行先」関連の検索回数が、それぞれ86％増と70％増となっている。うち、旅行愛好者の間で絶大な人気となっている「最も美しい秋の景色」は、コトカケヤナギ林だ。例えば、「おすすめの人気リゾートランキング」のトップには内蒙古（内モンゴル）自治区額済納（エジン）旗、「おすすめの秋の秘境ランキング」のトップには同自治区の阿爾山（アルシャン）国家森林公園が入っており、コトカケヤナギ人気を裏付けている。

また「スポーツの秋」とも言われるように、秋は登山やサイクリング、トレッキング、ラフティング、洞窟探検などに最適の季節となる。こうしたスポーツは、遊びや交流、チャレンジが好きな若者の心を満たしてくれるだけでなく、現地特有の美しい景色を鑑賞する機会ともなる。「おすすめのマウンテンスポーツが楽しめる場所ランキング」には、江西省の武功山や貴州省の万峰林景勝地、雲南省の雨崩景勝地が名を連ねている。世界において洞窟の数が最も多く、そのタイプも最も豊富な貴州省は、文句なしで洞窟探検愛好者に最も人気の地域となっている。馬蜂窩のビッグデータによると、ここ1ヶ月、世界の鍾乳洞の全ての形態をほぼカバーしている同省の鍾乳洞「織金洞」の人気度は78％上昇した。そして「天下一の奇洞」と称される「織金洞」を一目見るためだけに、多くの観光客が各地から押し寄せている。

このようにエコツーリズムは、すでに主流の旅行スタイルへと発展している。「中国のエコツーリズムランキング」の発表は、一人でも多くの観光客が、生態系保全に参加し、サステナブルなスタイルで世界を探検するよう促すことを目的としている。（編集KN）

「人民網日本語版」2023年10月11日