入手困難のファーウェイ「Mate 60 Pro」 人気の理由は?
(画像著作権は東方ICが所有のため転載禁止)
北京地区の華為技術(ファーウェイ)実店舗を9月4日にいくつか回ってみたところ、先ごろ発売されたスマートフォン「Mate 60 Pro」が入手困難になっていた。
ファーウェイのライセンス店舗スタッフは、「当店ではMate 60 Proの第一弾の予約枠80台はすべていっぱいになった。北京の旗艦店舗は第一弾の予約枠が100台というところが多く、200台のところもある。第一弾で予約した人はすでに新発売されたこのモデルを手にしている。当店にはMate 60 Proの在庫はない。Mate 60なら少しだけ在庫がある」と話した。
消費者の新製品を体験したいという意欲は旺盛だ。同じスタッフによると、「在庫はないが、先週末には店に体験しに来る人がたくさんいた。ニーズに応えるため、2台を体験用にして対応した」という。
西単エリアのファーウェイライセンス店舗には、Mate 60 ProもMate 60も在庫はなかった。
Mate 60 Proがこれほど注目を集めるのは、「5Gへの復帰」が大きいとみられる。これまでファーウェイは制裁措置により、5G通信から締め出されていた。ファーウェイは5Gに関するPRやコメントを出していないが、これまでに公開されたファーウェイ製品の性能評価データを見ると、通信性能は市場に出回っている他の5G製品とほとんど変わらない。
産業ウォッチャーの洪仕斌氏は、「現在のスマホ関連エコシステムはまだ4G通信がベースで、5G通信は個人端末使用ではそれほど明確に効果を感じない。しかし、5G通信は今や業界の標準装備であり、5Gに対応できないことはスマホメーカーにとって大きな弱点になる。ファーウェイが本当に『5Gの壁』を破れたのであれば、製品の価値がさらに高まることは確実だ」との見方を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年9月6日
注目フォトニュース
関連記事
- 並んでも欲しい!「ファーウェイMate 60 Pro」が爆発的人気
- 中国の「メタバースポテンシャル企業ランキング」が発表 アリババ・ファーウェイが上位
- ファーウェイの「ハーモニーOS」、工業・金融・交通業界の140以上の商用設備をカバー
- ファーウェイ版「チャットGPT」? 7月7日に「盤古Chat」発表か
- ファーウェイ「5.5Gのネットワーク性能は5Gより10倍向上」
- ファーウェイがITUのP2Cデジタル連盟に加盟
- 一般向けのスマホ、北斗ショートメール通信機能を初めてサポート
- ファーウェイとアップルががっぷり四つに 新製品の発表時期重なる
- ファーウェイ「HarmonyOS3」リリース Harmonyデバイス数は3億台超
- ファーウェイ独自の「HarmonyOS3」登場 グローバル化が始まるか
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn