中国の「メタバースポテンシャル企業ランキング」が発表　アリババ・ファーウェイが上位

中国の調査機関の胡潤研究院による第2回「胡潤中国メタバースサミットフォーラム」が20日に広東省広州市南沙区で開催され、「胡潤中国メタバースポテンシャル企業ランキング2023（Hurun China Metaverse Companies with the Greatest Potential 2023）」も昨年に続いて発表された。中国新聞社が伝えた。

同ランキングによると、「最もポテンシャルのある企業トップ2」には阿里巴巴（アリババ）と華為（ファーウェイ）が並び、「同トップ5」には網易、騰訊（テンセント）、百度（バイドゥ）が並んだ。さらに「同トップ10」には中国移動（チャイナ・モバイル）、中国電信（チャイナ・テレコム）、京東集団、科大訊飛、聯想（レノボ）が入った。今回、新たにランク入りした企業は57社あり、代表的な企業はHTCや米哈遊（miHOYO）などだった。

ランキング入りした200社の時価総額の平均は10億ドル（1ドルは約140.0円）を超え、企業本部の所在地は中国の大陸部と香港・澳門（マカオ）・台湾地区にある。昨年のランキングと比較すると、基盤技術、エコロジカルアプリケーション、端末産業の企業の占める割合が上昇し、プラットフォーム技術とネットワーク技術の企業の割合が低下した。

今回ランキング入りした企業のうち、本部が北京、上海、深センにあるところが合わせて50％近くを占めた。北京が前回に続いて最多の45社、上海が33社、深センが21社と続いた。4位は広州の15社、5位は杭州の13社。粤港澳大湾区（広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門＜マカオ＞両特別行政区によって構成される都市圏）に本部がある企業は計50社に上り、全国の25％を占めた。（編集KS）

「人民網日本語版」2023年7月21日