中国東北地域初の630平方mm断面積海底ケーブルが送電開始

人民網日本語版 2023年11月15日13:40

6月17日に撮影された東北地域初の630平方mm断面積海底ケーブルの敷設の現場(ドローンで撮影)。(画像提供は国網大連電力供給公司)

中国東北地域初の630平方ミリメートル断面積海底ケーブル送電線66kV王海線が14日午後4時頃、遼寧省大連市長海県で送電に成功した。これは中国で唯一の離島県に、より十分な電力保証を提供する。中国新聞網が伝えた。

遼寧省長海県は遼東半島の東に位置する中国唯一の離島県だ。海底ケーブルは陸から島に送電するための唯一のルートだ。1980年、35kV城子坦・大長山海底ケーブルの敷設に成功し、長海県に常時電気が通らないという歴史に完全に終止符を打った。しかしその使用期間が長く、絶縁水準がシステム運営の要求を満たせなくなった上、現地の電力消費量が急増したため、従来の海底ケーブルではその他の電力供給線が故障した場合の負荷に耐えられなくなった。

66kV王海線改造プロジェクトの投資総額は2億200万元(1元は約20.8円)で、計5.067kmの送電線を改造し、20.11 kmの海底ケーブルを新設した。プロジェクトは今年3月に正式に着工し、今月14日に竣工し稼働開始した。施工中には離島の交通輸送が困難で、海域の気象が複雑といったさまざまな難題を克服し、8ヶ月のハードな工事を経て期限通りの稼働開始を保証した。

66kV王海線が順調に稼働開始した後、長海県の電力供給能力が倍増し、地域の電力供給の信頼性を効果的に高めるとともに、東北地域の海底ケーブルのスマートな運営・メンテナンス管理の新たな段階を迎えた。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年11月15日

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