浙江省舟山市政府と寧波市委員会宣伝部などの関連部門が19日に発表したところによると、中国鉄路総公司と寧波市、舟山市は、新しく敷設される寧波と舟山を結ぶ甬舟鉄道のフィージビリティスタディ審議会を北京で共同開催した。同審議会で決定された計画によると、甬舟鉄道の誕生によって、舟山群島における鉄道未設置の歴史にピリオドが打たれるだけではなく、北侖-金塘区間には国内初となる海底高速鉄道トンネルが建設されることになる。中国青年報が伝えた。
甬舟鉄道に社会から広く関心が集まる理由は、北侖から金塘にいたる金塘水道を渡るため、トンネルを建設する方法を採用することにある。初期計画によると、このトンネルは全長16.2キロメートル、そのうち海底トンネルの長さは10.87キロメートル。甬舟鉄道の全長は77キロメートル、設計時速250キロメートル、主に観光客を顧客ターゲットとするが、地域間を移動する乗客にも配慮する。鉄道が完成すると、地域間を結ぶ中・長距離快速列車および舟山-寧波・杭州間の都市間快速列車が運行されると同時に、軽量貨物の運送にも活用され、コールドチェーン物流システムにも対応可能な条件も備えている。寧波から舟山までの所要時間は約80分に短縮されることになる。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年11月20日
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