5分で完売！　中国製テレビが韓国市場で人気の的に

韓国では毎年、第4四半期（10-12月）にテレビの売り上げがピークを迎える。しかし今年は、韓国の消費者の購買意欲は高くない。サムスンやLG電子など、これまで高価格帯テレビを売りにしてきた韓国家電メーカーが、市場戦略の調整を迫られることになり、大幅な値下げ戦略に踏み切るようになった。また中国のテレビブランドの動きも韓国で熱い議論を呼んでいる。

最近、中国のある家電メーカーが韓国で法人を設立し、テレビの設置からアフターサービスまで、全方位的なサービスの提供を開始した。このメーカーは昨年、韓国のECプラットフォームでハイエンドのテレビを販売。このテレビは韓国ブランドに引けを取らない性能でありながら、価格はわずか半分で、販売開始から5分で完売した。別の中国のスマートテレビブランドも今月、韓国でハイスペックな中小型の新商品を打ち出し、ゲームや遠隔授業など多様化するニーズに対応するこのテレビは、ミドル・ローエンド市場で注目を集めた。

分析によると、中国のテレビブランドの進出は、韓国のテレビ市場の競争構造を変化させ、サムスンとLGによる長期の独占状態を打ち破る上でプラスに働く可能性があるという。（編集KS）

「人民網日本語版」2023年11月29日