スリランカの男性2人が21日、中国メーカー・小米(シャオミ)のテレビを抱えて飛行機に乗り帰国する様子を伝えたニュースが中国で話題になった。海外の人々の間で中国製の商品が人気になっていることに、多くの中国人が誇りに感じ、世界でその影響力が高まっていることを実感した。環球網が報じた。
スリランカの男性のうち一人の中国語名は「徐願」さん。雲南省の大学を卒業したばかりという。徐さんが中国で購入したのは小米製の55インチのテレビ・4A。小米の公式ショップでの販売価格は2699元(約4万6000円)からで、スリランカでは同類のテレビが中国元にして1万7500元(約30万円)という超高額で販売されている。中国の小米の6倍以上の価格だ。
歴史や経済発展、産業構造などの影響が重なり、スリランカの家電やデジタル製品の種類は少なく、選択肢が少ないだけでなく、値段も高く、多くを輸入に頼っている。一方、小米のテレビは関税を加算してもスリランカ国内のテレビより安いため、男性2人はそれを持って帰国することにした。
徐さんは、小米のテレビに非常に満足しており、「今年5月にもう一度中国に行くので、65インチの小米のテレビを買って帰国する予定なんだ」と話した。小米も取材に対して、徐さんらがテレビを持って帰国したことをとても重視しているとの見方を示した。小米のテレビは英語の設定ができないため、スリランカの人にとっては不便で、雲南省昆明市の小米のカスタマーサービスが男性2人と連絡を取り、さらに本部にわざわざ報告したという。そして、彼らが購入したテレビのMACアドレスを調べて、英語のシステムを提供し、彼らがスリランカでスムーズに使用できるようサポートした。
小米は昨年から海外市場に力を入れ、1年の間に、スマホやエコロジカルネットワークの装置、さらに、セット・トップ・ボックスなどが世界中で売り上げを伸ばしている。小米の共同創業者である王川氏は、「今年もテレビ事業は海外進出を続ける。今回のスリランカの男性のニュースは当社に大きな自信を与えてくれた」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年1月29日
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