中国の2023年の輸出入総額は41兆7600億元 世界最大規模の貿易大国の地位キープの可能性
中国税関総署が今月12日に発表した2023年の輸出入統計データによると、中国の物品貿易の輸出額は前年比0.6%増の23兆7700億元(1元は約20.3円)、輸入額が同比0.3%減の17兆9900億元だった。
輸出を見ると、増加ペースがここ数年と比べるとやや鈍化した。ただ、税関総署の報道官を務める統計分析司(局)の呂大良司長(局長)は、「輸出は大きな基数をベースにして過去最多を記録した点に目を留めなければならず、量が合理的に増加しただけでなく、シェア率も全体的に安定をキープし、さらに、増加の原動力や地域構造といった面でも質が効果的に高まった」と説明した。世界貿易機関(WTO)の最新統計データによると、2023年、中国の輸出の世界市場におけるシェア率は約14%という高水準をキープした。呂司長は、「シェア率は、市場における競争力を直接的に反映している。2023年、中国のシェア率は安定をキープし、競争力も全体的に依然として安定していた」と説明した。
輸入の面において、その数値は、輸入数と輸入額によって決まる。2023年、中国の輸入の数値はやや下降した。具体的には、輸入額は3.1%減だったのに対して、輸入量は2.9%増だった。呂司長は、「つまり、2023年において輸入の数値が下降したのは、商品価格の水準が低下した影響を受けているということだ。中国の輸入量は依然として増加しており、中国の生産の回復が続いており、消費・需要も活況であることを示している」と説明する。
税関総署の王令浚副署長は、「貿易の分野を見ると、輸出入は全体的に増加をキープしており、経済を下支えする役割を果たし続けている。中国は7年連続で、世界最大規模の貿易大国の地位をキープした可能性が高い」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年1月16日
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