量子コンピューター「悟空」、世界のユーザーのために3万回以上の演算

人民網日本語版 2024年01月16日13:26

安徽省量子計算工学研究センターによると、中国第3世代独自開発超伝導量子コンピューター「本源悟空」が15日午前10時現在、世界のユーザーのために3万3871回の演算を行った。世界の60以上の国・地域からの「悟空」へのリモートアクセス回数は35万回を超えている。中国新聞網が伝えた。

本源量子計算科技(合肥)股份有限公司(本源量子)が独自に研究開発した超伝導量子コンピューター「本源悟空」は6日にリリースされた。同システムは72ビット超伝導量子チップ「悟空芯」を搭載し、現在中国で最も先進的なプログラム可能で、引き渡しが可能な超伝導量子コンピューターだ。

本源量子計算クラウドプラットフォームの責任者である趙雪嬌氏は、「同量子コンピューターはリリースされた後、世界のユーザーに期限付き無償で開放され、世界の量子計算を受け入れている。15日午前10時現在、世界の60以上の国及び地域からの『悟空』へのリモートアクセス回数は35万回を超えている上、増加し続けている。登録ユーザーは米国、ブルガリア、シンガポール、日本、ロシア、カナダなど60以上の国・地域のユーザーがリモートアクセスした。うち米国の登録ユーザーが最多だった」と述べた。

「悟空」OSの開発チームの責任者で、安徽省量子計算工学研究センターの竇猛漢氏は、「『本源悟空』は現在まで世界の計3万7666回の演算を受け入れており、うち3万3871回が完了している。残りは秩序正しく順番待ちしているところだ。

本源量子は中国初の量子計算会社で、中国科学技術大学に端を発するもので、すでに中国のユーザーに第1世代、第2世代の超伝導量子コンピューターを引き渡しており、中国初の量子チップ生産ラインを完成・稼働させている。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年1月16日

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