2024年「春晩」喀什サブ会場 伝統と現代が織りなす美しい新疆

人民網日本語版 2024年02月12日13:22

ダンサーが新疆維吾爾(ウイグル)自治区の喀什(カシュガル)古城の民家の屋根を舞台に軽やかなダンスを披露すると、中央広播電視総台の「2024年春節聯歓晩会(通称「春晩」、春節<旧正月>を祝う中国の国民的年越し番組)」の喀什サブ会場のテーマ「生活の上に」が余すところなく体現された。

喀什古城は現存する世界最大規模の土建築群だ。喀什サブ会場の総監督を務めた秦錚さんは、「喀什古城の民家12軒の屋根をメインステージとは別のミニステージに選んだ」と説明した。喀什市文化スポーツ広播電視(ラジオ・テレビ)観光局党委員会の帕提曼·吐爾地副書記(同局局長)は、「普段、人々は忙しい日常生活の合間に、しょっちゅう屋根に集まっては美味しいものを食べたり、歌ったり踊ったりしている。屋根は古城の人々の生活エリアの一部であり、暮らしの息吹がとても濃厚に漂う場所だ」と述べた。

喀什古城に暮らす祖里甫卡爾·阿巴拝克力さんは、「テレビの中継画面を通して自分が幼いときから暮らしてきたエリアを眺めた。ダンサーが自分の家の屋根で歌い踊る感じがした」と話した。

喀什サブ会場は歌、民族舞踊、寸劇などさまざまなスタイルで、「時のラクダ隊」を基調に、時代のテーマに焦点を当てて、伝統と現代が織りなす美しい新疆の姿を伝えた。新疆芸術劇院の国家一級舞台美術設計士の楊培さんの説明によると、「喀什サブ会場は喀什古城を背景にメインステージをT字型にし、現代の息吹を具えた建築物と古城の麓にある九竜泉がお互いに引き立て合うような設計にした」という。

中国共産党の喀什地区委員会委員と喀什市委員会書記を務める薬寧さんは、「古城の住民の多くが自分の家の屋根を番組のミニステージに使って欲しいと申し出てくれた。『喀什の8分間』プログラムの素晴らしい歌や踊りは、新疆の幸福で素晴らしい生活シーンや各民族の人々の団結向上する精神の様子をあますところなく伝えた」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2024年2月12日

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