中国科学院、ヒューマノイドロボットの設計・組立の「大工場」を開発
人民網日本語版 2024年02月27日11:00
中国科学院自動化研究所の喬紅院士のチームがこのほど、ヒューマノイドロボットの設計・組立の「大工場」の開発に成功したことが21日、明らかになった。「大工場」はヒューマノイドロボットのハード・ソフトウェアシステムをスピーディに設計・構築できる。現在すでに複数のヒューマノイドロボットの試作機を設計しており、異なるシーンに向けた技術検証をほぼ実現している。科技日報が伝えた。
屋外の複雑な地形に適応し、未知の干渉に対応するというニーズに向けて、「大工場」は人工知能(AI)によるエンパワーメントを通して、全身の姿勢の正確な追跡とバランスコントロールを実現したバイオニックハイダイナミクスロボット、屋内外の各種の複雑なシーンに自動で適応し安定的に運動できるマルチ地形適応ロボットなどを実現できる。
人類の運動の特性と正確な操作メカニズムをさらに模索するという科学研究のニーズに向けて、人類の筋肉・骨格システムの筋肉非線形の特性、筋肉分布の特徴、運動皮質―小脳―脊髄のループ制御などのメカニズムに基づき、「大工場」は非常に柔軟に高精度で運動できるヒューマノイドロボットを構築した。
また「大工場」はヒューマノイドロボットが屋内シーンで各種任務を遂行するためのスマート化のニーズに向けて、ロボットシステムに中国科学院自動化研究所が独自に開発した「紫東太初」マルチモーダル大規模AIモデルを融合し、高同時実行性推理ヒューマノイドロボットを構築した。このロボットはスマート工場の作業や、家庭生活サービスに重要なサポートを提供できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年2月27日
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