中国の原発の正常稼働時排水に関する日本メディアの誇張に中国大使館がコメント
人民網日本語版 2024年03月14日13:48
在日本中国大使館の報道官が13日、中国の原子力発電所の正常稼働時の排水に関する日本メディアの誇張についての質問に答えた。
【記者】日本メディアが最近、2022年に中国の原発の正常な稼働時の排水に含まれるトリチウムの量が福島第一原子力発電所の「処理水」年間計画放出量の9倍に上ると報じたことについてコメントは。
【報道官】中国側がすでに繰り返し指摘しているように、日本の福島原発汚染水は事故で溶融した炉心に直接接触しており、原発から排出される正常な冷却水とは本質的に異なり、重点は放射性核種の種類、発生源、処理の難度にある。中国の原発は国際的に広く採用される基準を厳格に遵守し、実行可能な最良の技術を用いて処理し、厳格にモニタリングして基準を満たした後に排出しており、排出量は既定の制御値を遥かに下回っている。日本側が両者を混同して論じるのは、焦点をそらし、人々をミスリードするものだ。福島原発汚染水の海洋放出は世界の海洋の安全と人々の健康に関わる。我々は日本側に対して、国内外の合理的な懸念を厳粛かつ真剣に受け止め、各ステークホルダーが全面的に、実効性をもって、独立して推進する長期的な国際モニタリング体制の構築に早期に協力し、責任ある建設的な姿勢で原発汚染水を処分するよう、改めて促す。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年3月14日
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