外国人の目に映る中国の農村
中国で暮らし、仕事や勉強をしている外国人や、旅行に来た外国人の多くが農村に足を運び、中国の農業や農村の現代化の歩みをカメラで記録しているほか、新時代の中国の農村の「激変」を肌で感じている。人民日報が報じた。
千年以上の歴史を誇る塩田
瀾滄江に面する西蔵(チベット)自治区昌都(チャムド)市芒康県納西(ナシ)民族郷加達(ジャダ)村には千年以上の歴史を誇る塩田がある。そこでは、原始的な方法である天日干しで塩を作っているほか、独特な自然環境もあり、多くの観光客が押し寄せ、現地の観光業の発展を後押ししている。撮影者:英国人カメラマンのマイク・フリマンさん
テクノロジーが農業振興をバックアップ
四川省成都市海邁種業テクノロジーパーク内では、農業専門家が野菜の栽培や新種の育種に取り組んでいる。「パキスタンと中国は農業の分野において協力できる余地は大きいと思う。私は現在、両国の農業高等教育機関の専門家と学者の相互訪問や交流促進に取り組んでいる。今後は学んだ専門知識を活用して、『一帯一路』(the Belt and Road)』共同建設の役に立ちたい」。撮影者:西北農林科技大学でポストドクターとして学ぶパキスタン人留学生の金楽天(中国名)さん
ピクニックに出かけて美しい景色を堪能
江西省南昌市太平鎮雷港村はたくさんの観光客で賑わっている。同村は使われていない土地や家屋の使用権転用を通して、「空心村(過疎で農村住民が不在となり建物だけが残されている村)」を、民泊施設産業が盛んで、村民が豊かな暮らしをする美しい村へと、少しずつ変化させている。「中国に留学して2年になり、時間を見つけて農村に行っている。中国の農村は活力に満ちている。最も印象的なのはその優れた生態環境で、村民は自然に触れながら、現代的な暮らしをすることもできる」。撮影者:インド人留学生のアーナントさん
ライブ配信が農業をバックアップ
山東省曲阜市陵城鎮は、EC産業と農業の深い融合を促進し、農村の農産品の販売ルートを積極的に拡大し、現地の農民の増収につなげている。「中国のたくさんの農村において、ECを通して農産品を販売するというのが新たな『トレンド』となっている。スマホなどを使って、消費者は収穫されたばかりの新鮮な野菜や果物、製粉されたばかりの小麦粉、手作りの煎餅(ジエンビン、中国風クレープ)などを購入できる。EC事業が成長し、村民の生活がどんどんよくなることを願っている」。撮影者:曲阜師範大学のロシア人留学生の辛麗莎(中国名)さん
デジタルエンパワーメント
南京国家農創中心・孵化展示基地(西江口)は、スマートモニタリングシステムを導入して、田畑の栽培状況を正確に確認できるようしている。「中国の伝統的な農業はスマート農業へとモデル転換と高度化している。新世代モノのインターネット(IoT)モニタリングなどの技術が幅広く活用されるようになるにつれて、便利で効率的なスマート農業を導入する農家がどんどん増えている。これは我々が追求している目標でもある」。撮影者:江蘇阿農物聯網有限公司のオーストリア人総経理のヴィタリー・イグナトヴィッチさん
美しい農村
湖南省湘西土家(トウチャ)族苗(ミャオ)族自治州花垣県十八洞村では、石畳の道が、黒い屋根瓦の木造の家1軒1軒を繋ぎ、山には木々が青々と茂っている。撮影者:オランダ人漢学者の潘妧紗(中国名)さん
農村ドリーム
浙江省諸曁市牌頭鎮の田畑の周りには美しい川が流れ、その向こうでは高速鉄道の線路が走っており、絵に描いたような色彩豊かな景色が広がっている。「諸曁でよくECをしている。ここの山や村の景色はとても美しく、インフラも整備されている。宅配物は村民の家まで直接届けてもらえる。村の人々は助け合い、とても親切で、フレンドリー。ここが大好き!」 撮影者:カナダ人ビデオブロガーのボブ・ブルックさん(編集KN)
「人民網日本語版」2024年3月18日
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