中国核破砕中性子源、2期プロジェクトが建設開始

人民網日本語版 2024年04月02日10:43

物質材料のミクロ構造を探る「スーパー顕微鏡」である中国核破砕中性子源の2期プロジェクトが3月30日、広東省東莞市で建設開始された。1期プロジェクトは2018年に国の検収に合格し運用開始されて以来、登録ユーザーがすでに6000人を超えており、1500件以上の課題を遂行している。航空・宇宙重要部品、リチウムイオン電池、希土類磁性、新型高温超伝導などの重点分野で複数の科学技術イノベーションの成果を上げた。新華社が伝えた。

2期プロジェクトの工期は5年9ヶ月を予定。中性子スペクトロメーターの数を20台に増やし、加速器のターゲットビーム出力の設計指標を100kWから500kWに高めることにより、実験時間を効果的に短縮できるだけでなく、実験の分解能をさらに高め、より小さなサンプルを測定し、より高速な運動過程をキャプチャすることもできる。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年4月2日

注目フォトニュース

関連記事