在日米軍司令部再編に中国国防部「対立と対抗を作り出すのを止めるべき」

人民網日本語版 2024年04月26日15:31

国防部(省)の25日の定例記者会見で、呉謙報道官が在日米軍司令部の再編について質問に答えた。

【記者】米日首脳はこのほど発表した共同声明で、米日安全保障協力の重大な強化を発表。在日米軍司令部を再編し、統合作戦司令部を創設し、在日米軍司令部の権限を強化する他、大将を在日米軍司令官に任命することも検討するとした。「今回の動きは中国と台湾海峡情勢に向けた行動だ」との論説もある。このことについてコメントは。

【呉報道官】米日同盟は冷戦の産物で、二国間の協定であり、第三国を標的にすべきではなく、地域の平和と安定を損なうべきでもない。日本はかつて軍国主義という誤った道に足を踏み入れ、侵略戦争を発動し、人道に対する重大な罪を犯し、地域と世界に甚大な惨禍をもたらした。しかし、日本は真摯に反省しないばかりか、逆に軍事力強化と武力拡張という危険な姿勢を再び示している。しばらく前から、米日は軍事的結託に拍車をかけ、陣営対立を誇張し、いわゆる「中国の脅威」を口実に、標的を絞った「小集団」を作ってきた。これは時代の潮流に完全に逆行するものであり、地域の平和と安定を脅かす米日同盟の企みを世界の人々に一層明確に認識させることにしかならない。我々は当該国に対して、対立と対抗を作り出すことを止めるよう促す。さもなくば、地域の緊張を高め、最終的に自らに跳ね返ってくることになるだけだ。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年4月26日

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