外交部「中国・アラブ諸国協力フォーラムの新たな章を開く」

中国・アラブ諸国協力フォーラム発足20周年にあたり、外交部（外務省）の毛寧報道官は29日、「中国とアラブ諸国は伝統的に友好関係にあり、信頼し合う戦略パートナーだ。中国は引き続きアラブ諸国と共に集団協力の道を歩み、より立体的な協力の場を構築し、中国・アラブ諸国協力フォーラムが新たな章を開き、新たな道のりを歩み出すよう後押しすることを望んでいる」と表明した。

毛報道官は「互いの努力により、中国・アラブ諸国運命共同体の構築は積極的な進展を遂げ、双方間の戦略的相互信頼は一層深まっている。すでに中国はアラブ14ヶ国及びアラブ連盟と包括的な戦略的パートナーシップや戦略的パートナーシップを構築した。中国はサウジアラビアとイランの歴史的な和解の実現を後押しし、シリアのアラブ連盟復帰を支持し、アラブ諸国の戦略的自律性の強化と団結・自強を支持してきた。中国とアラブ諸国との実務協力も一層深まっている。中国はアラブ諸国22ヶ国及びアラブ連盟と『一帯一路』（the Belt and Road）共同建設に関する協力文書に調印し、アラブ17ヶ国がアジアインフラ投資銀行（AIIB）の参加国となり、中国とアラブ諸国は『一帯一路』共同建設の枠組みで200件以上の協力プロジェクトを実施してきた。中国は何年も連続してアラブ諸国にとって最大の貿易相手国となっている」と指摘。

「中国とアラブ諸国との関係発展は双方の人々に幸福をもたらすだけでなく、中東地域の平和と発展の促進にも寄与し、混迷する世界にさらなる安定性をもたらす」とした。（編集NA）

「人民網日本語版」2024年5月30日