北斗を搭載した新型農機 小麦の収穫と播種がよりスムーズに
人民網日本語版 2024年06月20日14:50
気温の高い日が続き、平均降水量が例年より減少し、山東省聊城市陽谷県の農地では水が不足している。趙善芹氏はここ数日、合作社の社員とともに太陽が照り付ける中で、畑を回り、水を補給している。人民日報が伝えた。
趙氏は陽谷県の「新農家」で、2013年に専業農機合作社を設立し、約56.7ヘクタールの土地を借り受け、小麦を栽培した。合作社は周辺の村から60人以上の農機操縦士を受け入れ、計160台以上の刈取機、播種機、トラクターなどの農機を所有する。小麦の収穫シーズンになると、社員は村人に刈り取りや播種などのサービスを提供する。
小麦のスムーズな収穫には、スマート刈取機が不可欠だ。1時間で約1.3ヘクタール近くの小麦を収穫でき、スピードが上がっただけでなく機械収穫による損失率が下がった。以前の小麦刈取機の損失率は3%前後だったが、北斗測位システムを搭載した新型刈取機は、高精度の測位が可能になった。「移動の軌跡と収穫面積をリアルタイムで把握し、刈り取り漏れや重複を回避できる上、スピードと刈り取り幅も現場の実情に基づき調整でき、機械収穫の損失率は1%未満だ」。趙氏は操縦席のディスプレイを示しながら、「ルートを計画し、作業幅、スピードを設定し、そのルートに従って収穫すればいい」と述べた。
夏の収穫を終えた後には、夏の播種も急いで行う必要がある。「1粒ずつ均等かつ正確に種をまく。条間は60cmに保ち、種と肥料をまく状況を随時監視する」。北彭新村の村人である王先鋒氏は昨年、自ら栽培したトウモロコシが倒伏した。趙氏は今年、スマート播種機を操縦し、切り株の掘り起こしと播種を一気呵成で行い、栽培の密度を正確にコントロールした。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年6月20日
注目フォトニュース
関連記事
このウェブサイトの著作権は人民網にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn