タジキスタン産サクランボの「スマート通関」の秘訣

人民網日本語版 2024年06月21日15:32

タジキスタン産輸入サクランボ645キロがこのほど、ドゥシャンベから航空便で発送され、新疆維吾爾(ウイグル)自治区の烏魯木斉(ウルムチ)地窩堡国際空港に到着。通関を経て、その翌日には中国の人々の食卓に並んだ。

タジキスタン産やウズベキスタン産のサクランボは、肉厚でジューシーなことから中国の消費者に好まれ、毎年5月から6月にかけて航空貨物輸送通関を通じて国内市場に大量に流通している。すでに中国は中央アジア産サクランボの最大の消費市場となっている。

サクランボの輸入量が増加する中、輸入果物指定通関地である烏魯木斉空港は、短時間で迅速な通関という強みを持つようになった。烏魯木斉空港の税関は「輸入生鮮果物航空特別専用ライン」の構築を積極的にサポートし、「新鮮・急送・特別」商品の「グリーンレーン」を設置することで、絶えず通関時間を短縮し、即時到着、即時検査、即時通関を実現している。これにより、サクランボは空港到着後すぐに国内市場に流通できるようになっている。

今年は国際線の増便と再開が続いており、烏魯木斉地窩堡国際空港は、国内外の旅客と貨物に効率的で便利な「空の道」を提供している。新疆南亜通国際貨運代理有限公司の尹自芬氏は「弊社は2023年に烏魯木斉の航空通関でサクランボ31ロットの輸入代行を行った。今年は市場の需要が多く、輸入量は増加し続け、収益も良くなっていく見通し」と語る。

「一帯一路」(the Belt and Road)イニシアティブの持続的推進に伴い、タジキスタン、ウズベキスタン、キルギス、パキスタンなどの新鮮なサクランボが中国への「入場券」を相次いで手にした。今年はすでに4トン以上のタジキスタン産サクランボが烏魯木斉の航空通関を通過し、市場に出るとすぐに完売した。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年6月21日

注目フォトニュース

関連記事