天津税関は8日、「2019年、天津税関は海外から違法に持ち込まれようとした固体廃棄物1万5225.5トンを摘発・返送した」と発表した。中国新聞社が報じた。
天津税関は2019年、海外からの固体廃棄物の密輸行動一掃を謳った「青空2019」特定行動を展開し、輸入が禁じられている各種固体廃棄物が天津口岸(通関地)から中国国内に持ち込まれることを徹底的に警戒・防止した。天津税関密輸対策当局は、税関総署による統一指揮のもと、1年間で3度にわたる集中撲滅行動を実施し、計45件の「海外からの固体廃棄物」密輸事件を摘発・起訴した。
このうち、上海の某企業による固体廃棄物の密輸で、税関が現場で2万8千トンの鉄スクラップを押収した一件は、2019年に中国の税関が摘発した「海外からの固体廃棄物」密輸事件のうち最大規模の案件となった。
天津税関の担当者は、「今後も、『海外からの固体廃棄物』の密輸防止を通関地の監督管理業務における最重要事項と位置付ける姿勢を徹底していく」としている。(編集KM)
「人民網日本語版」2020年1月10日