「アート」を架け橋に、中国とカザフスタンの世代を超えて続く友好

人民網日本語版 2024年07月02日15:09

カザフスタン最大の都市アルマトイにある「冼星海大街」は、中国の作曲家・冼星海を記念した大通り。そこにはハスの花をデザインした記念碑が静かに聳え立ち、彼とカザフスタンの音楽家の友情をめぐる感動のエピソードが刻み込まれている。

独ソ戦が勃発した1941年、冼星海は中国に戻る予定だったが、カザフスタンに立ち往生してアルマトイに留まることになった。その当時、貧困と病に悩まされていた彼を自宅に迎え入れたのが、カザフスタンの音楽家・バイカダモフ(Bakhytzhan Baikadamov)だった。アルマトイで、冼星海は交響曲第1番「民族解放」を作曲したほか、カザフスタンの民族的英雄を讃える交響詩「アマンゲルディ(Amangeldy)」も作曲し、高く評価された。

2019年に公開された中国とカザフスタンの合作映画「音楽家(The Composer)」では、そんな2人の感動の物語が描かれている。

「音楽家」のロケ地で、カザフスタンの演出家は人民網の取材に対して、合作映画の撮影をめぐるエピソードを紹介したほか、「両国のアート分野における人材が今後、手を携えてさらに多くの素晴らしい作品を制作することを願っている。アート分野での協力は両国の国民の距離を縮め、団結する力を生み出してくれる」と語った。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年7月2日

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