新型エアサスペンション遠心送風機が使用開始

人民網日本語版 2024年07月24日08:23

中車株洲電機有限公司が21日に明らかにしたところによると、同公司が独自に開発した新型エアサスペンション遠心送風機がこのほど、湖南省株洲市都市生活ゴミ焼却発電所で使用開始された。これまで使われていた従来的なルーツ送風機と比べると、エアサスペンション遠心送風機は、騒音が大幅に低減されただけでなく、エネルギー消費量も大幅に削減された。科技日報が伝えた。

同発電所は湖南省と株洲市の重点建設プロジェクトだ。年間の生活ゴミ処理量は約60万トン、年間発電量は約2億5000万kWhで、年間7万5000トン標準石炭を節約できる。今年6月に現場調査及び複数者の技術的研究を経て、同発電所は2期汚水処理場浸透液処理システムを、従来的なルーツ送風機からエアサスペンション遠心送風機に改良した。

同公司流体設備事業部ゼネラルマネージャーの趙雪源氏は、「エアサスペンション遠心送風機は中国中車の世界をリードする高速鉄道中核技術を応用したものた。技術チームはエアサスペンション軸受、高速永久磁石同期モーター、高性能空力設計、システムマッチング、スマート制御などの重要技術を確立した。

ローターサスペンション運転と全体の遮音・騒音低減設計により、新型エアサスペンション遠心送風機は設備全負荷運転時の低騒音及び環境保護が保証され、作業エリア室内の総合騒音を114デシベルから84デシベルに、室外総合騒音を95.6デシベルから52.2デシベルに下げた。騒音モニタリングの各種指標は国家基準を大幅に下回っている。

エアサスペンション遠心送風機は省エネルギーの面で超高効率永久磁石同期モーターを搭載し、これに特別に開発されたベクトル制御インバーター及び制御システムを合わせた。取引先の流量及び圧力条件を満たした上で、1台の実際の使用電力は60kWしかない。従来的なルーツ送風機より31%節電でき、年間節電量は約23万6000kWh。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年7月23日

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