複雑環境における北斗ドローン作業性能検査システムが完成

人民網日本語版 2024年07月25日10:56

中国電力科学研究院がこのほど明らかにしたところによると、同研究院高圧所スマート点検技術研究室と信通所電力北斗品質検査センターが連携し、ドローン技術と北斗衛星測位システムディープ融合分野で重要な進展を遂げ、33項目の北斗ドローン総合検査を実施した。これは北斗ドローンの複雑環境における作業性能検査システムの完成を示している。科技日報が伝えた。

中国は近年、エネルギートランスフォーメーションと新型電力システムの建設を急いでいる。ドローンは電線路の点検における最も強力な技術手段として、電力網の運用・保守効率を高め、手作業のリスクを減らすことができ、すでに末端のチームにとって不可欠な道具になっている。北斗衛星測位システムのグローバルネットワーク構築の実現に伴い、ドローン測位サービスがより正確になり信頼性が上がった。これはドローン技術の電力業界における応用のイノベーションにより多くの可能性をもたらした。

同研究院高圧所スマート点検技術研究室の責任者である邵瑰瑋氏は、「今回の共同検査は北斗ドローンの電力点検シーンにおける総合性能を全面的に評価し、北斗ドローンの各種複雑環境条件下での安定的で効率的な任務遂行を保証するのが目的だった。検査内容には、通信能力、衛星捕捉・追跡能力、測位精度、環境適応性などドローンの複数の重要性能が含まれた。検査環境は実際の環境と非常に一致し、すべての試験で業界の標準と規範が厳守され、結果の客観性と正確性が求められた」と述べた。

今回の検査は北斗モジュールとドローン性能検査の「ダブル報告」と「ダブル認可」メカニズムを採用。単一の北斗モジュールの性能を検査・認証できるだけでなく、北斗モジュールとドローンのその他のモジュール間の連携効果を検証でき、検査結果の権威性と信頼性を高め、新技術、新製品の普及を加速させる。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年7月25日

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